1973年(昭和48年)4月7日 掲載 50年前の小学校入学式 胸張って校門へ 智北小はただ1人迎える
名寄地方の小学校入学式が1973年(昭和48年)4月6日、下川の5校を除き一斉に行われた。
時折、小雪がちらつき肌寒い天候だったが、入学の日を待ちこがれていた新1年生たちはお父さん、お母さんの手に引かれ、元気よく校門をくぐった。
(記者からの一言)
小学校の入学式では、新1年生たちが真新しいランドセルに夢と希望を詰め込み、保護者に手を引かれて校門をくぐり、新しい友達と顔を合わせる。上級生や教職員、地域住民たちの温かい目に見守られながら、勉強や学校行事などの体験を通して、心も体も成長していく。
1973年度の新小学1年生は名寄市565人、風連町115人、美深町144人、下川町142人の合計966人だったが、少子化が大きく影響して子どもの人数が減少し続けており、2023年度(令和5年度)の新小学1年生は名寄市名寄地区(旧名寄市)161人、同風連地区(旧風連町)9人、美深町19人、下川町22人の合計211人で、1973年度と比べて21.8%に過ぎない。
かつては郊外にも小学校が設けられていたが、過疎化が進行して閉校が相次ぎ、市街地の小学校に統合されている。紙面に登場した名寄市立智北小学校は1982年(昭和57年)3月末で閉校した。現存する名寄市立中名寄小学校(市街地から通学可能の特認校)の新小学1年生は2人だが、同智恵文小学校(市街地から通学可能の特認校)、美深町立仁宇布小学校(山村留学の実施校)はゼロである。
Web掲載日2023年4月6日
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