上勇知ウィンドファーム 商業運転を開始 コスモエコパワー㈱ 脱炭素社会実現の一助に
コスモエコパワー㈱(本社・東京都)では、市内上勇知、クトネベツ、サラキトマナイ地区に自社最大級となる大型風力発電所「上勇知ウィンドファーム」を建設し、4月12日から商業運転を開始している。2日には北門神社境内で操業安全祈願祭を執り行い、出席した関係者約50人が再生可能エネルギーの普及促進に貢献し、持続可能な循環型共生社会の実現に向け、安全な稼働を祈願した。
上勇知ウィンドファームには、風車12基を建設し、最大出力は4万9400kW(1基あたり4300kW)。風車の高さは144㍍あり、総事業費は約130億円。2020年4月から着工し、約3年かけて完成。建設場所は、南西からの強い風が年間を通じて吹いており、風力発電に適した立地となっている。
祈願祭では、山本泰照宮司による祝詞奏上などの神事に続き、野地雅禎代表取締役社長らが玉串を奉奠。野地社長は「この上勇知ウィンドファームで、安全で安定的に運営することが私どもの責務。今後皆様方のご理解を頂きながら、稚内市の地域資源を活かした魅力ある仕事づくりに貢献し、北海道の再生可能エネルギー、2050年の脱炭素社会実現のための一助にもなれば」などと挨拶。
このあと、野地社長や工藤広市長、新岡琴瀬上勇知町内会監査、玉根建治サラキトマナイ町内会長、上原太一クトネベツ町内会長ら8人がテープカットを行い、風力発電所の完成などを祝った。
同ファームで発電した電気は、管理棟にある変電所を経由し、開源開閉所に送られ、コスモエコパワー㈱も出資・参加している北海道北部風力送電㈱の北豊富変電所に連系し、北電に供給される。
(千葉大輝)
Web掲載日2023年6月5日
道北の求人情報
道北ネットとは道北ネットサービス利用規約お問合せ
名寄新聞を購読希望の方は
名寄新聞 購読料のご案内通信員募集のお知らせ道北ネット ビジネスデータ トップページに戻る