日本空手協会稚内支部・4選手が全国出場権掴む 全道大会で上位に 鍛錬の成果で強豪に勝つ
日本空手協会稚内支部に所属する小中学生4人がこのほど、千歳市のダイナックスアリーナで開かれた、第59回北海道空手道選手権大会(日本空手協会主催)で、各部門で優勝や準優勝などの快挙。8月に福岡県で開催される第65回小学生・中学生全国空手道選手権大会の出場権を得た。
全国大会への出場は男女共に4位以内が条件。昨年も稚内支部から5選手が全国に出場し、今年も日頃の稽古の成果を発揮し、全道上位に食い込んだ。
南中2年の西岡波輝君は「組手」と「形」でダブル優勝。組手は8人が出場し、初戦で昨年の優勝者と対戦。延長戦の末、先取り1本で勝利し「負けると思っていたが焦らず落ち着くことを意識し、初戦で勝てたのが気持ちの面でも大きかった」と。勢いのまま勝ち進み、優勝を飾った。形は6人が出場し、初戦から黒帯の相手だったが勝利。「不安もあったがリラックスできたので良かった」。全国に向けては「相手に威圧されず自信を持ち、最大限の力で良い結果を残したい」と意気込んだ。
南中1年の西岡凪砂さんは組手3位、形2位で両部で全国出場。「去年より良い成績を残せて良かった。形は今まで1番技を決めたり、力強くできた。組手は苦手だけど積極的に突いた」と振返り、「もっとスピードを上げるなど練習し、全国ではまずは1勝を目指したい」と決意。
南小6年の鎌倉大陽君は形の部で優勝。「組手では勝てず悔しかったが、全国に行けて良かった。これから型に集中してまずは1勝できるように練習したい」。中央小6年の有田奏音さんは組手の部で4位。空手を始めてから2回目の大会で全国出場を決め「とても緊張したけど練習した技が出せた。もっと連続で技を出し、1つひとつが決まるよう取組みたい」と全国に挑む決意を述べた。
美田和夫支部長は「今回は両部で優勝するなど、みんなとても健闘していた。全国でも勝つ気持ちをもちながら望んでほしい」と期待を込めた。
(千葉大輝)
Web掲載日2023年5月1日
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