1983年(昭和58年)3月17日 掲載 40年前の高校合格発表 早春に十五の花開く
公立高校の合格発表が1983年(昭和58年)3月16日、各校一斉に行われ、今年も“青春の門”を前に合格、不合格の感激と哀愁が入り交じり、いつもながらの合格発表風景となった。
(記者からの一言)
本紙管内(名寄市、下川町、美深町)では1983年度、名寄、名寄工業、名寄農業、名寄恵陵、風連、下川商業、美深の7校があり、合計の定員955人に対し、志願者総数は885人となり、平均倍率は0.92倍だった。そのため、不合格者も志願者全体の2%ほどいたという。
この40年間で少子化が大きく影響し、高校の統廃合が進んだ。2023年度(令和5年度)の入試実施校は名寄、下川商業、美深の3校だけとなり、合計定員は280人に減少、志願者総数は182人で、平均倍率は0.65倍となった。
なお、名寄産業は23年度から募集停止しており、入試は実施しておらず、25年3月末で閉校する。
当時は合格者の名前が各校の掲示板で貼り出されるとともに、新聞紙面にも掲載されていたが、個人情報保護もあり、1996年度(平成8年度)から取りやめられている。
なお、今年の合格発表は3月17日に行われるが、近年はインターネットによる発表のみとなっており、時代の変遷を感じさせる。一方、各校の掲示板の前で歓喜が湧いていたのをみると、寂しい感もある。
Web掲載日2023年3月16日
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