留萌地域ツーリズム勉強会 自転車活用し観光振興 増毛・堀町長に提言書
留萌地域の観光振興の望ましい在り方を探る留萌地域ツーリズム勉強会(座長・石田眞二北海道科学大学工学部教授)による「増毛町のサイクルツーリズムの推進に向けた提言書」の手交式が5日、増毛町役場3階委員会議室で行われた。同勉強会による管内自治体への提言書の手交は今回が初めて。関係者が見守る中、石田座長が堀雅志町長にこれまでの協議内容を取りまとめた提言書を手渡した。
同勉強会は、留萌管内の魅力ある地域資源を生かした地域づくりおよび交流人口の拡大方策を検討するため、留萌開発建設部が主体となり産学官民が連携・協働し、平成30年度に発足。メンバーは行政職員や地域おこし協力隊、地域住民などを会合ごとに募集。インバウンドや自転車といった観光資源を通したマチづくりについて意見交換している。
これまでに羽幌町、苫前町、留萌市などで計8回の会合を実施。令和2年度の5回会合からは、増毛町でのサイクルツーリズムに重点を置き、試走会やワークショップの開催やサイクルマップの製作検討、増毛町におけるサイクルツーリズム振興に関する取り組みメニューの策定などに向けた協議を重ねていきた。
今回作成した提言書では①楽しく、安全に自転車が走行できる環境の推進②自転車利用者のニーズに対応した受け入れ環境の整備③サイクルツーリズムに関する情報発信の推進―を3本柱に、合わせて16項目の取り組みメニュー案を設定。
①では、増毛町内の魅力が詰まったショートコースやロングコースの設定およびコースの磨き上げを継続し、地域の食文化や歴史的建造物などの町内の観光資源を最大限生かした自転車走行環境の構築を求めている。
また②では、電導アシスト付き自転車の一層の拡充やレンタサイクルの乗り捨てサービスの実施など、自転車を使った観光がしやすい環境づくりのほか、立ち寄り施設から自転車観光者向けの特典やサービスが受けられるなど、走行するのが楽しくなったり、各施設への立ち寄りを促したりする受け入れ環境の構築を要望。
③については、ウェブサイトやナビアプリを活用した情報発信のほか、SNS(会員制交流サイト)の活用、フォトコンテストや電子スタンプラリーなど口コミのしやすいPRキャンペーン、自転車利用者同士の交流が促進されるコミュニケーションの場を展開するよう訴えている。
午前11時から行われた手交式では、留萌開建の後藤浩之特定道路事業対策官や増毛町の石垣芳夫副町長ら関係者が見守る中、石田座長が「提言書は、今後の町のサイクルツーリズムの推進について期待する内容として提出する。町内でサイクルツーリズムを推進する上で、考慮していただきたい事項などを整理し、自転車活用推進計画の策定に取り組んでいただきたい」と述べ、堀町長に提言書を手渡した。
堀町長は「いただいた提言を基に、気運の高まりを見せているサイクルツーリズムの推進に向け、環境整備と情報発信の充実に努めていきたい。今後ともご支援をいただきたい」と述べ、来春以降のサイクルツーリズムの充実に向け意欲を見せていた。
同勉強会では、今後も留萌管内での道路などの資源を活用した観光振興に向け協議を重ねていくことにしている。
Web掲載日 2022年12月12日
道北の求人情報
北海道上川郡和寒町字三笠99番地
株式会社 近藤組
上川管内の作業所
変形労働時間制
1級土木技術者
300,000円〜400,000円
北海道上川郡和寒町字三笠99番地
株式会社 近藤組
上川管内の作業所
変形労働時間制
2級土木技術者
250,000円〜330,000円
北海道上川郡和寒町字三笠99番地
株式会社 近藤組
上川管内の作業所
変形労働時間制
舗装技術者(1級資格保持者)
300,000円〜380,000円
北海道上川郡和寒町字三笠99番地
株式会社 近藤組
上川管内の作業所
変形労働時間制
舗装技術者(2級資格保持者)
240,000円〜330,000円
北海道名寄市東4条南9丁目4-9
大沼左官工業 株式会社
北海道名寄市東4条南9丁目4-9
変形労働時間制
左官工
168,000円〜306,600円
名寄新聞を購読希望の方は
名寄新聞 購読料のご案内通信員募集のお知らせ道北ネット ビジネスデータ トップページに戻る