多くの市民がスポーツ楽しむ、「街なか運動会」盛り上がる

Ｎスポーツコミッション（会長・加藤剛士市長）主催の「街なか運動会」が、11日午前10時15分から名寄駅前商店街で開かれ、幼児や小学生を中心に多くの市民が参加してスポーツに親しんだ。 新型コロナウイルスの影響を受けている商店街の活性化、にぎわい創出などを目的に開催している運動イベント。昨年も多彩な種目で大いに盛り上がった。

今年も名寄警察署や商店街連合会などの協力を得て、西1条本通りと西3条本通りの南5丁目から6丁目間に特設コースを設置した。

種目は、昨年と同様の「幼児30ｍ走」「買い物競争」「746（なよろ）リレー」「ランニングバイクレース」「初めてのお買い物競争」の5種目に、小学1・2年生を対象とした「746バイク＆ラン」を新種目として追加した。

開会式で加藤市長や名寄市スポーツ振興アドバイザーの阿部雅司さんらが「きょうは思い切り体を動かして楽しんでほしい」などと挨拶した。

種目は幼児対象の「ランニングバイクレース」でスタート。ヘルメットをかぶったかわいらしいランナーが、ペダルのない幼児用二輪遊具にまたがり、スタートの合図と同時に足で力強く地面を蹴って走り出し、ゴールを目指して元気いっぱい疾走。会場を大いに盛り上げていた。

新種目の「746バイク＆ラン」は、名寄市出身で東京パラリンピックトライアスロン日本代表の円尾敦子さんプロデュースによるもので、バイク、ランともに74・6ｍを走るデュアスロン競技。参加した児童たちは、ランニングバイクでポイントまで走り、ヘルメットを脱ぎ捨ててランへ。体力的につらい表情を見せながらも懸命にゴールを目指した。

幼児と保護者の2人一組で行う「初めてのお買い物競走」では、500円玉を握りしめ、カードに記載されている店舗で買い物。保護者そっちのけで店舗に飛び込む子どもや、保護者と手をつないでマイペースでゴールを目指すペアなど、思い思いに競技を楽しむ姿が見られた。

また、小学生から一般までを対象とした各部のリレーも、沿道の声援を受けながら商店街を駆け抜けて盛り上がり、「街なか」が多くの市民の笑顔であふれていた。