【美深町】
名寄警察署(米原良己署長)は、道警の「装備資機材開発コンクール」で、美深警察庁舎(寺岡昌司所長)に勤務する砂庭大輝警部補が製作した簡易型規制線留め具「トメルくん」が最優秀賞、油井竜也巡査部長が製作した多機能雪降ろし棒「BYB」が優秀賞に輝いた。同署では2点が上位入賞したことを喜んでおり「アイデアが生かされていくと、うれしいです」と語る。
同コンクールは、現場に即した資機材を警察官が開発。社会情勢に合わせて装備を製作し、より現場で活動しやすく、効率化を図ることを狙いに、隔年で実施している。
低コストで製作することも求められており、全道各署から提出された装備資機材で書類審査を行い、8点に絞った後、6日に道警本部で最終審査を実施した。
その結果、名寄警察署から提案した2点が最優秀賞と優秀賞に選ばれた。
最優秀賞の簡易型規制線留め具「トメルくん」は、地域課の美深警察庁舎に勤務する砂庭警部補が考案。規制線とは「立入禁止」と書かれた黄色いテープで、通常は電柱やポールなどに直接結び付けて張っているが、車両の出入りでテープを上げ下げすると緩んだり、よじれたりすることが多かった。
規制線を明確に表示することができれば―と製作。市販の面ファスナーと書類用のクリップを組み合わせた留め具で、規制線のテープをポールなどにくくり付けた後、留め具をポールの近くに据え付けることで、しっかりと張ることができ、上げ下げしても緩みにくくなる。風が吹いた時でも、よじれにくくなる効果もある。
また、優秀賞の多機能雪降ろし棒「BYB」は、油井巡査部長が考案。信号機(高さ約6m)に降り積もった雪を落とすもので、従来は棒の先端(ヘッド)が板型になっていたが、信号機の形状によっては雪が落としにくかったり、板がケーブルに引っ掛かって断線するリスクもあり、作業に時間を要していた。
さまざまな形状の信号機本体やフードに対応することができれば―と製作。ヘッドをブラシ(ほうき)型に取り替えることが可能となっているとともに、ヘッドをY字にしてブラシ型と板型の併用もできる。
製作では町内の電気工事会社、水道工事会社も協力。BYBは「美深 雪降ろし 棒」「Board(板) Y字型 Brush(ブラシ)」の略。
砂庭警部補は「自分のアイデアが表彰されて、うれしい。あらためて気付いたのは、ちょっとしたアイデアと気付きによって資機材ができるということを知ったので、創意工夫や苦労が分かった」。
油井巡査部長は「現場の負担や事故リスクの軽減、皆さんが安全に安心して通行できる環境を目指して考案したので、アイデアが生かされていったら、うれしい」と語っている。
名寄新聞6月15日付掲載 Web掲載日6月20日
道北の求人情報
北海道上川郡和寒町字三笠99番地
株式会社 近藤組
上川管内の作業所
変形労働時間制
1級土木技術者
300,000円〜400,000円
北海道上川郡和寒町字三笠99番地
株式会社 近藤組
上川管内の作業所
変形労働時間制
2級土木技術者
250,000円〜330,000円
北海道上川郡和寒町字三笠99番地
株式会社 近藤組
上川管内の作業所
変形労働時間制
舗装技術者(1級資格保持者)
300,000円〜380,000円
北海道上川郡和寒町字三笠99番地
株式会社 近藤組
上川管内の作業所
変形労働時間制
舗装技術者(2級資格保持者)
240,000円〜330,000円
北海道名寄市東4条南9丁目4-9
大沼左官工業 株式会社
北海道名寄市東4条南9丁目4-9
変形労働時間制
左官工
168,000円〜306,600円
名寄新聞を購読希望の方は
名寄新聞 購読料のご案内通信員募集のお知らせ道北ネット ビジネスデータ トップページに戻る