ストレス無くのびのび 秋まで100㌔増量 預託牛の夏期一斉入牧
雌牛の稚内市大規模草地(樺岡)への夏期一斉入牧が、24日に行われた。青空のもと、北宗谷農協沼川支所分の約80頭の牛を広々とした敷地で受入れた。
この時期ならではの風物詩ともいえる一斉入牧。各酪農家が所有している雌牛を、稚内樺岡ファームが管理している大規模草地に預け、現在の体重からプラス100㌔程度に増やす。成長させた牛は10月末頃に酪農家のもとに戻り、それまで大切に育てる。
今春は雪解けが順調に進み、一斉入牧も例年と同じ時期に行うことが出来た。運搬用のトラックに載せられた牛が到着し、トラックの扉を開けると勢いよく前進。恐怖心からか思うように進まない牛の姿も見られ、職員から誘導されていた。
牛は、体重測定や健康状態の確認、害虫から身を守る薬剤が入ったタグを耳に取付け。そのあと、既に妊娠している牛、今後種付けを予定している牛などに分けて入牧した。
今回、受入れた牛はいずれも生後9か月以上。牧場内でのびのびと過ごし、たっぷりと牧草を食べて、体重を増やしていく。
31日には、北宗谷農協稚内支所分の70頭を受入れる。24日の80頭のほか、近日中に受入れる50頭を含め、合わせて約200頭を受入れる見込み。
樺岡ファームの高橋直純代表取締役社長は「今年も事故なく、元気良く過ごしてもらえる環境に整え、秋には元気な牛を戻したい」と笑顔を見せた。
(原拓弥)
Web掲載日2023年5月29日
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