一般の担ぎ手を募集 名寄神社例大祭みこし渡御 4年ぶり担ぎながら市内を巡る
【名寄】
みこしを担いで名寄の祭りを盛り上げよう!―。名寄神社例大祭(8月4日~6日)のみこし渡御が、本祭りの5日に行われる。法被姿の有志たちが、4年ぶりにみこしを担ぎながら市内を巡回する計画で、実行委員会では一般の担ぎ手を募集している。
神幸祭とも言われる名寄神社例大祭のみこし渡御は、1954年までは6日に行われていたが、55年以降は5日に定着。戦後はしばらくの間、担ぎ手がなかったが、76年から名寄青年会議所会員や青年有志らがみこしを担いでまち中を練り歩く、活気あふれるみこし渡御が行われるようになった。
名寄神社例大祭は、祭典実行委員会(和田敏明祭典委員長)が企画、運営。みこし渡御は、氏神が年に一度だけ市中を巡り、市民の生活を見て回るものとされ、五穀豊穣(ほうじょう)や商工繁栄、市内平安などを祈願する。名寄では全道でも数少ない「わっしょい」の担ぎみこし。
しかし、新型コロナ感染症拡大を受け、2020年から、みこしを載せたトラックが、市内を巡行する形で実施。昨年も同様の形で行われたが、途中3カ所のみで、みこしを担いだ。
今年は、みこしを担当する名寄青年会議所や陸上自衛隊名寄駐屯地隊員などを始め、一般市民も参加してもらいまちなかを練り歩く。
5日当日は午前9時に名寄神社に集合してもらい、同10時ごろ出発予定。麻生福祉会館、吉田病院、南広場付近、ホテル藤花など市内を巡る計画。
同実行委では「みんなでみこしを担いで、名寄を盛り上げていきたい」と話している。
名寄新聞2023年7月17日 掲載 Web掲載日2023年7月18日
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