ヤムワッカナイ温泉港のゆ待望のオープン　癒しのひととき 満足度を高めていく

㈱フィル＆スマイル（札幌市）が指定管理者を担う稚内副港市場の「ヤムワッカナイ温泉港のゆ」は28日、待望のグランドオープンを迎えた。さっそく足を運ぶ人達の姿があり、生まれ変わった港のゆで入浴などを思う存分満喫している。

営業開始時刻の午前10時から、この日を待ちわびていた市民達が来場。冬の足音が近づいている屋外から足を運んできたなか、浴槽で体の芯まで温まる人。サウナにじっくりと入って心地良い汗を流す人、露天風呂では港を眺めながら入浴を楽しむ人達の姿も見られ、1人ひとりがのんびりとした時間を過ごしていた。

同社は、札幌や旭川など道内各地で温浴施設運営のほか、ボディケアやあかすり業務などを展開するなど実績十分。港のゆでは〝癒し〟を提供するリラクゼーション施設にしていく思いを強くしており、休憩スペースには漫画を5000冊程度用意。クッションやハンモック、マッサージチェア、キッズコーナーなども設けており、老若男女問わず誰もがリラックスする空間に仕上げた。オープン初日に足を運んでいた市内在住の70代男性は「久々に、この温泉に入れるのは嬉しい。入浴後はマッサージチェアを使ってみようかな」と声を弾ませた。

旧和食レストラン底曳船の跡地では、港のゆレストラン部門として「北の台所なごみ」を開設。牛鍋定食や生姜焼き定食、カレーライスやハンバーグ丼などのほか、ザンギや厚焼き玉子焼き、キムチなどの一品物、アルコール類やソフトドリンク、ソフトクリームもあり、入浴や休憩スペースとともに満足度を高めてくれそうだ。