道道名寄遠別線 名寄~幌加内間で開通 夢つなぐ幹線道路が完成 工期12年で事業費81億円を投入
一般道道688号名寄遠別線の名寄市瑞穂~幌加内町母子里間が完成し、修祓式と完成式が1991年(平成3年)9月30日、名寄峠で行われ、10月1日の供用開始を前に喜び合った。
名寄市と幌加内町にまたがる延長6.4kmの不通区間は80年から名寄側(4.5km)、85年から幌加内側(1.9km)で着工。名母トンネル(1842m)などを完成させた。
(記者からの一言)
この区間の完成により、幌加内町北部と名寄市との往来が便利となったが、並行道路が整備されたとしてJR深名線(深川~名寄間)の廃止(95年9月4日)にもつながった。 なお、道道名寄遠別線は幌加内町蕗ノ台~遠別町正修間が未開通であり、当初は2015年度に全線開通予定だったが、地滑りや土石流が発生し、工事は難航。特に幌加内町・遠別町境界の宇遠別トンネルは21年度に着工するなど、工期が遅れている。 総事業費は131億円で、負担割合は国80%、道20%だが、地滑りや土石流の対策工事などにより、工費は当初の3倍近くに膨らんだ。 全線開通は25年度の予定とされている。
名寄新聞1991年10月1日付(特集企画は9月30日付)掲載 Web掲載日2022年10月6日
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