育英館大学OBの伊藤さん母校で教員に 学びの魅力創出 学生と行事に積極参加
稚内北星学園大学(現・育英館大学)の卒業生で、今春から〝母校〟で教員となった助教の伊藤良平さん(26)。「ここ数年は学生が少ないが、日本最北端の大学を多くの人に知ってもらえるように努力し、賑やかにしていきたい」と意気込む。
稚内出身。南小、南中、稚内高校、稚内北星学園大学卒。大学入学当初は教員志望だったが、2年生の後半から情報分野を積極的に学び、在学中に情報の教員免許を取得。2019年から2年間、室蘭工業大学大学院に進み、卒業後は札幌の民間企業に就職したが、大学や大学院の恩師の声掛けなどで研究への思いを強く持ち、地元の大学で教員採用試験を受けた。
授業では、セキュリティやデーターベースなど情報インフラについて指導。学生の印象は「年齢も近いので、お互いに話が弾む。雑談もしています」と。また、青少年科学館のイベントで、講師の依頼もあり「学生に担当してもらい、学びの一環で経験させていきたい」と。地域の行事にも出来るだけ参加していきたいとし、5日の北門神社例大祭の神輿渡御には学生と参加。「まちを盛り上げていきたいです」。 大学時代は、ロボットコンテストの全国大会「ETロボコン」に出場し、2018年にはガレッジニア部門で優勝を経験。現在は出場から遠ざかっているが「ロボに触れたことがない学生が多いので体験させてあげたい。大学を広く知ってもらうチャンス」と活動再開を考えていく。 趣味は映画鑑賞やネットワークの構築作業など。
(梅津眞二)
Web掲載日2023年7月3日
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