馬との思い出を木彫りで表現
これは2019年に聞いたお話で、ここでは当時の年齢で表記する。
今回は、名寄市在住の宮井正人さん(88)からいただいた、馬との思い出を紹介したい。
70年ほど前、宮井さんは兄の農業を手伝い、馬で農耕や運搬をしていた。
思い出に「春には庭先で馬の種付けを見て、迫力満点だった。翌年には、生まれた子馬を馬喰(ばくろう)さんのところまで連れて行ったが、母馬から引き離されて悲しそうに鳴く仔馬の声が、今も耳に残っている」。
「冬の間、馬が運動不足になり、ひづめも伸びた。春先にそんな状態で馬に乗った際、馬がつまずき、私は落馬して肩の骨を折った。今もしびれが残る」 「冬には、そりを引く馬に鈴を付けて鳴らしながら走り、馬がいることを知らせた」 「馬そりで花嫁がひっくり返った話など、馬の思い出は語り切れない」と振り返る。
馬との思い出を木彫刻で残している。30年前から彫り始め、じゃれ合う馬、プラウを引いて農耕する馬、木材をそりで運搬する馬など、さまざまな様子を表現している。
<今回は名寄新聞の2019年11月18日付掲載記事を基に再構成しました>
馬に関する思い出を募集します。ちょっとした出来事でも歓迎します。氏名、住所、年齢、連絡先、馬との思い出などをご記入の上、メール(komine@nayoro-np.com)でお寄せください。読者の皆さんと馬の魅力を振り返ることができたら幸いです。
(筆者・下川支局の小峰が馬を飼う理由、この連載の趣旨についてはこちら)
https://dohoku.net/09e42b5952b546bcb07c6a48bda01c7b
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