地域に元気届ける 下川神社祭で本みこし巡行
【下川】
下川神社祭(眞田喬祭典委員長)が7日から行われ、8日の本祭りでは、地元「下川神輿・一心會」(大西功会長)と道内各地の有志総勢100人が「京みこし」(2番型・400㎏)を、伝統の江戸前担ぎで巡行して盛り上げた。
2020年以降、新型コロナウイルス感染症対策の影響を受け、縮小しながら継続していたが、今年は対策も緩和されたことから、平常時の神社祭になった。
今年の祭典当番公区は旭町、北町、錦町の3公区で、8日は午前からトラックに載った本みこしが神社を出発。神社周辺に加え、当番公区のみならず、町内全域を巡回した。
午後1時からは多くの人に担がれた本みこしが神社前を出発。
この日は曇り空で比較的涼しい日となり、担ぎ手にとっては動きやすい環境下の巡行と思われたが、開始10分に大雨に見舞われた。
しかし、雨にも負けず「ソイヤ」「サ」と掛け声を響かせ、市街地を練り歩いた。
次第に雨も上がり、道路沿いでは本みこしを見ようと、住民たちが集まってにぎわった。
駐輿所(ちゅうよしょ)は6カ所。各所で商売繁盛、交通安全を祈願するとともに、下川病院前、特養老人ホームあけぼの園前でも元気を届けた。
道内各地の担ぎ手の協力で、交代しながら無理なく担いだ。
渓流太鼓もみこしの後に続き、各駐輿所で演奏を披露。4年ぶりに子どもみこしも再開。児童33人が交代しながら、2体のみこしを担いで「ワッショイ」と気合十分。役場まで巡行した。
子どもみこしを担いだ小学3年の三輪篤生君、藤原結斗君は「疲れるけど、声を出しながら力を合わせて担ぐのが楽しい」とうれしそうな表情を浮かべた。
下川小学校の鼓笛隊演奏行進は大雨に見舞われたため、国道の中間地点で終了。下川中学校吹奏楽部の演奏行進はあけぼの園まで行き、施設利用者に演奏も披露した。
本みこし宮入り後の餅まきには、雨に見舞われたが、多くの人たちが集まり、にぎわいを見せた。
名寄新聞2023年8月10日 掲載 Web掲載日2023年8月17日
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