憲法ハーフマラソンに3年ぶり市外ランナーも出場

「第70回なよろ憲法記念ハーフマラソン大会」は3日、浅江島公園と天塩川河川敷の特設コースで開かれた。雨が降り、気温も低い、あいにくの天候とはなったが、参加した多くのランナーが力強い走りを見せた。

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、68、69回大会は参加者を市民に限定していたが、今回は参加者全員への抗原検査実施と密を最小限に抑えるための人数を分けた時間差スタートなど、対策徹底を条件に市外からも参加者を募集して開催。幼児からお年寄りまで768人がエントリーした。

名寄市スポーツ振興アドバイザーでリレハンメル五輪複合金メダリストの阿部雅司さんが、コース設定などの総合プロデュースを務め、参加しやすいようハーフ（21.0975km）・10km・5km・2km、幼児の部に分けて開催した。70回の記念大会と位置付け、名寄にゆかりのある風連町出身プロバレーボール選手の奥山優奈さん（アルテミス北海道所属）や、名寄東中学校卒業で東京パラリンピック・トライアスロン日本代表の円尾敦子さん（日本オラクル株式会社所属）などをゲストランナーに招いた。

746（なよろ）mの幼児の部からスタート。雨の中ではあったが、子どもたちは寒さを吹き飛ばすほど元気いっぱいの走りを見せ、会場を盛り上げていた。10kmの部では、一般参加のランナーと一緒に奥山さんと円尾さんも走り、大会に花を添えた。