TSUTAYA名寄店が29日で閉店

「まちの本屋さん」が、また一つ消えることになる。TSUTAYA名寄店（市内西4南10）が、5月29日をもって閉店する（レンタルは5月15日が最終貸し出し）。近年、書籍やゲーム販売、CD・DVDレンタルがインターネットとの競合にさらされており、店舗経営環境の厳しさを増していることが最大の要因となっているが、閉店を惜しむ声は多くなっている。

同店は、1997年に開店。日本最北端のTSUTAYAで、書籍や文房具、CD、ゲームの販売、DVDやCDのレンタルなどを行っており、名寄をはじめ近郊の住民たちに親しまれている。 TSUTAYAとフランチャイズ契約を結び、名寄店を経営している株式会社旭川冨貴堂の志賀大輔常務取締役によると「本、ゲーム、レンタルがインターネットと競合し、店舗の売り上げや収益が落ちている」と要因を語る。 全国的な傾向として、近年は音楽や映像作品のオンライン配信が増加しており、店舗でのレンタル需要が急減している。 さらに、書籍はネットでの購入が主流となり、大手チェーンでも全国的に店舗の閉店が進み、TSUTAYAはここ4年で年間100店ほど閉店している。 TSUTAYAでは、書籍で集客しながら、レンタルで収益を上げていく営業スタイルを取っているが、レンタルの売り上げが落ちていることから、経営環境は厳しさを増している。書籍だけでは収益は上げにくいとのこと。