シニアカーリング女子日本代表が世界3位　スキップ川村さんが司令塔で大活躍 リザーブ小林さんは後方支援に全力

4月21日から29日の日程で、韓国で開かれたシニアカーリング世界大会。女子日本代表として出場した稚内の川村みゆきさん（60）、小林陽子さん（76）を含む5選手。念願の決勝トーナメント進出を果たし、決勝戦の舞台に駒を進めることは出来なかったが、3位で見事銅メダル。世界の強豪と互角の戦いを繰り広げ、日本の競技力や粘り強さを見せつけた。

シニアカーリングは50歳以上の選手とリザーブの5人で編成。川村さん、小林さんをはじめ北見、帯広、妹背牛に所在する各選手で構成。昨年11月4～6日に妹背牛町で開かれた北海道ブロック選考会、11月24～27日に青森市での日本シニアカーリング選手権大会で優勝を果たし世界大会出場権を得た。

川村さん、小林さんは共に自身5度目の世界大会。各国から15チームが出場。日本は初戦で、強豪のカナダに2対12で黒星スタートとなったが、続くアメリカに9対8、香港に6対3、リトアニアに8対6、イングランドに7対5、スウェーデンに8対1、ニュージーランドに15対1で6連勝。全勝のカナダに次ぐリーグ2位で、決勝トーナメント進出を決めた。

準決勝進出をかけたプレーオフで、アイルランドと対戦。日本は2点を追う終盤、一挙3点を奪い逆転に成功し5対4で勝利した。準決勝の相手はスコットランド。思うような展開に持ち込むことが出来ず2対7で敗退。スイスとの3位決定戦は中盤まで互角。終盤に加点したあとスチールもあり一気に優勢。勢いに乗ったまま6対4で勝利し、銅メダルに輝いた。