春の全国交通安全運動出動式

名寄警察署（米原良己署長）の「春の全国交通安全運動」出動式が、6日午後1時半から同署北側駐車場で行われた。管内5市町村のご当地キャラクターも登場し、地域住民に交通安全意識高揚や事故防止を呼び掛けた。

管内5市町村のご当地キャラクターたち同運動は6日から15日までの10日間。

重点は

1.子どもをはじめとする歩行者の安全確保

2.歩行者保護や飲酒運転根絶など安全運転意識の向上

3.自転車の交通ルール順守の徹底と安全確保

4.スピードダウンと全席シートベルト着用

の4点を掲げている。

例年、4月は雪解けとともに、市街地での横断歩行者被害の交通事故や、郊外での速度超過に起因した車両単独、正面衝突の交通事故が増加している。

同署は2020年4月に旧美深警察署と統合し、5市町村を管轄しており、今回初めての取り組みとして各自治体のご当地キャラクターを招いて、出動式を行った。

名寄市の「なよろう」、下川町の「しもりん」、美深町の「美深（びふか）くん・美深（みみ）ちゃん」、音威子府村の「おとっきー」、中川町の「じゅえる」が登場。同署員9人と旭川方面本部交通機動隊員2人が出席、パトカー6台が出動した。

名寄警察署員、旭川方面本部交通機動隊員が出席した米原署長が挨拶し「今年1月1日から4月5日まで現在の人身交通事故は9件発生。亡くなられた方はいないが、正面衝突事故で6人が負傷、歩行者被害の重傷事故が発生し、予断を許さない情勢。雪解けでスピードがアップし、事故が起きると大きなものとなる」と訴えた。

同運動がスタートし「速度違反や交差点違反、飲酒運転の取り締まりを積極的に実施。交通ルールの基本を守ることを指導していきたい。交通事故の犠牲となったり、交通事故を起こさないよう、皆さんと連携して啓発し、一件でも多く事故を減らしたい」と呼び掛けた。

来賓の宮腰建一名寄地区交通安全協会連合会長も「住民の方々に交通安全意識を持っていただくよう運動を頑張っていきたい」と挨拶した。

続いて、米原署長、ご当地キャラクターに見送られながらパトカーが出動。管内を巡回し、住民に交通事故防止や安全運転などを喚起した。