テント設営や森林散策、名寄子ども会育成連合会「わくわく体験交流会」、初回は健康の森でキャンプ
【名寄】
名寄市子ども会育成連合会(濱谷則之会長)主催の「わくわく!体験交流会」が1、2の両日、なよろ健康の森で開かれ、子どもたちがキャンプを体験した。
同交流会は、さまざまな体験活動を通して自主性や社会性を身に付け、協調性や思いやりの心を育てることを目的に毎年開催。例年、幅広い体験ができるプログラム内容としており、今年も全7回行う計画だ。
市内の小学4年生から6年生の子どもたち19人が参加。本社代表取締役で北海道アウトドア山岳ガイド(道知事認定)の資格を有する村上淳哉をはじめ、名寄市立大学生5人がボランティアスタッフとして子どもたちをサポートした。
プログラムの初回となった両日は、健康の森でのキャンプ体験。1日は開講式とオリエンテーションに続き、テントを設営。指導に当たった村上は、テントが風で飛ばされないよう地面に固定するためのペグ打ちについて、「テントの柱となる骨と直線上のペグを打って固定すること」とポイントを説明。
子どもたちは、テントの骨組みの多さに悪戦苦闘しながらも、スタッフのサポートを受けながら協力して一生懸命に設営した。
昼食は「肉巻きおにぎり」と「サラダ」を調理。役割分担しながら作業を進め、完成後に会話を弾ませながらおいしく味わった。
午後からの森林散策は、上川総合振興局産業振興部林務課主事の西川真衣さん、士別市にある三津橋産業株式会社情報技術課係長で木育マイスターの中野百合華さん、同課次長の室﨑英輝さんが講師を務めた。「マツボックリ」や「赤い実」「ハートの形をした葉っぱ」など指定物を拾い集めるネイチャーゲームを楽しみながら森林の重要性を学んだ。
森林散策後、音威子府林産企業協同組合専務理事の蟹谷国男さんが講師となり、枝打ちも体験。夕食に、ビーフシチューとパスタを作って食べた。
翌2日はレクリエーションを楽しみ、体験活動を通して交流を深めながら有意義な2日間を過ごした。
次回以降のプログラムは、2回目が美瑛町での宿泊研修(8月)、3回目は市民文化センターで「かるた体験」(10月)、4回目は上川管内子ども会交流会への参加(11月)、5回目はスノーランタン作りが(12月)、6回目は幌加内町でワカサギ釣り体験(来年1月)、7回目は修了式(同2月)となっている。
テント設営を体験する子どもたち
名寄新聞2023年7月5日 掲載 Web掲載日2023年7月10日
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