次はナショナルキャンプ 稚内南中ゴールキーパー　江利山君が選抜に 更なる技術の習得へ

稚内南中サッカー部ゴールキーパーで2年の江利山昊空選手（14）は、日本サッカー協会が7～９日に福島県楢葉町のＪヴィレッジで開く2022年ナショナルGKキャンプのU―14メンバーに見事選出された。全国各地からレベルが高い選手達が集うが、江利山選手は「選ばれて凄く嬉しい。自分の良さであるシュートストップをアピールしたい」などと話し、将来の夢でもある日本代表、更には海外でプレーすることに繋げたいと意気込む。 同キャンプは、将来の日本代表の発掘と育成を目指すもの。より成長するために必要となる専門的なテクニックの習得に励む。ピッチでのトレーニングのみならず、練習の映像をもとにしたミーティングなどで、個人の課題を把握する機会にも繋げる。目標とするゴールキーパー像を明確にし、所属チームでも成長が続くよう期待が込められる。

今回はＵ―13、Ｕ―14の世代別で各10人を選抜。Ｊリーグユースチームなど優秀な選手達が集まるが、稚内南中での活躍で江利山選手も選ばれた。 今年５月19日～22日には、ナショナルトレセンＵ―14の東日本前期メンバーに選出。ここでは、Jヴィレッジを会場にミニゲームや基礎練習を反復。キーパーとしては、正面や左右に来るボールをセーブする方法、パンチングなどの技術を身につけ「レベルの高い選手がいるなか、負けたくないという気持ちでプレーした。シュートストップ、キーパーとしての指示など通用していると感じる部分はあった」と手応えを感じていた。 　キャンプでは「他の選手の良いプレーを盗むことも意識したい。自信があるシュートストップは、選手で1番上手いと思われるようアピールしたい」と決意。稚内南中の髙橋篤生監督は「シュートストップが上手く、1対1に強い。レベルの高い選手もたくさんいると思うが、気持ちで負けず臨んでほしい」と期待する。

（原拓弥）