2023年の下川町議選 1人不足の7氏で当選 2度目の無風、初の定員割れ
【下川】
有権者に最も身近な下川町長、町議会議員選挙が、いよいよ18日に告示される。23日に投票、即日開票となる。13日には町公民館で事前審査が行われた。 町長選は、新人・元町政策推進課長の田村泰司氏（58）のみ。
町議選は定数8に対し、新人2人、現職5人の7人が立候補を予定し1人不足。事前審査を受けたのは、年齢順に斉藤好信氏（69）＝現・当選２回、桜木誠氏（63）＝新、中田豪之助氏（62）＝現・当選１回、大西功氏（60）＝現・当選２回、我孫子洋昌氏（52）＝現・当選２回、小原仁興氏（48）＝現・当選１回、奥崎裕子氏（41）＝新＝の7氏となっている。 選挙管理委員会によると、立候補予定者説明会以降、新たに書類を取りに来た人はいないとのことだ。
今回から町長選だけでなく、議員選も供託金が導入される。選挙公営制度の拡大と併せた改正に伴うもので、町長選では50万円、町議選では15万円を納めている。 供託金が返還されるには、一定の投票数を獲得せねばならないが、3月末の名簿登録者数（2624人）と議席数から算出すると、町長選では263票以上、町議選では33票以上が必要となる。
下川の町議選で定員割れしたことは、統一地方選挙になって以来一度もなく、今回1人不足で終わった場合、初の欠員になる。 4年前の町長・町議選の有権者は2788人で、町長選では現職の谷一之氏が2期目の当選を果たした。町議選では1人オーバーの9氏が立候補し、投票者数2495人、投票率89・49％となり、最高得票は371票、当選者の最低得票は197票だった。 （小峰）