2023年の下川町選挙 町長、町議共に無競争か… 町議は8議席中7人で初の定員割れ? 18日の告示迫り、事前審査
【下川】
下川町議選は定数8議席に対し、立候補者が新人2人、現職5人の7人となり、地方選導入以降2回目の無風、初の定員割れで終結した。
当選を決めたのは届け出順に、我孫子洋昌氏(52)=現・当選3回・団体職員(集落自立化支援センター代表理事他)、桜木誠氏(63)=新・無職(元町職員、元町商工会事務局長)、小原仁興氏(48)=現・当選2回・農業、中田豪之助氏(62)=現・当選2回・農業(農業関係団体役員)、斉藤好信氏(69)=現・当選3回・無職(道北下川運輸定年退職)、大西功氏(60)=現・当選3回・飲食業、奥崎裕子氏(41)=新・無職(小さな農業・多世代交流実践)=の7氏。
現職議員の近藤八郎氏、蓑谷春之氏、春日隆司氏の3氏が早期に出馬を辞退し、次世代の出馬が期待されたが、新人出馬は2氏にとどまった。
町議会では、意欲と責任を持つ次代の担い手が参画し、充実した議員活動を遂行できる環境を整えるため、次期担い手の期末手当支給率を上げる「議員報酬の改定」を行ったが、立候補者拡大までには至らなかった。各職場の人手不足が課題となる中、現役世代にとって、他の仕事と議員活動の両立が難しく、出馬しづらい現状もあるようだ。
戦後の1947年以降、今回を含む20回の選挙で、議員選無風は2回目となった。
町議会議員の定数は2007年から4人減の8人に削減されたが、同年は削減前の定数より少ない2人オーバーの選挙。11年はようやく定数の8人を満たし初の無風。15、19年は「有権者の選ぶ権利を得るために選挙にしよう」という動きもあり、1人オーバーで選挙になった。
今回は選挙突入に至らなかっただけでなく、欠員1で終幕した。
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