下川町議選の当選8氏決まる トップに近藤八郎氏 涙のんだのは新人・押田氏
(この記事は2019年4月22日に掲載された記事です。)
【下川】
下川町議会議員選挙の投開票が、21日に行われ、町公民館大ホールの開票速報スクリーン前では、多くの町民が駆け付けて結果を見守った。定数8議席に1人オーバーの9氏が立候補し、少数激戦の末、現職の近藤八郎氏(72)=無職=が371票で2期連続のトップ当選。一方、次点で涙をのんだのは、134票で新人の押田鏡子氏(65)=飲食店経営=となった。
町議選は前々回の無投票を受けて、前回から町民の議会活性化への機運が高まり、2期連続で選挙戦を展開した。どのように町民の声を吸い上げて行政へ反映させるか、持続可能なまちづくりを築いていくのかが、争点の一つになった。立候補者は1期目の現職と元職、新人のみとなっているのも、今回の特徴といえる。
最高得票の近藤氏は副町長や教育長を歴任し、町議会副議長(12月末から議長)も務めており、自治労と連合下川の推薦を受け2期目に当選。
前回落選の我孫子洋昌氏(48)=観光協会臨時職員=は、選挙カーを出さず街頭演説での再挑戦で、2位の335票を獲得して、見事な返り咲きを見せた。現職の春日隆司氏(64)=NPO研究員=が3位324票、現職の大西功氏(56)=飲食店経営=も4位323票で300票台のトップ4を固めた。
他に新人の小原仁興氏(44)=農業=が298票、現職の斉藤好信氏(65)=無職=が261票、新人の中田豪之助氏(58)=農業=が211票、現職の蓑谷春之氏(74)=無職=が197票で当選した。
当日有権者数は2788人で、投票者数は2495人となり、投票率は89.49%。町民の関心は高く、4年前と比べ2.39%増となった。有効票2454票、無効票41票だった。
当選証書付与式は、22日午前11時から町役場で開かれる。正副議長は今後、開かれる臨時会で選出予定だが、誰が選ばれるか注目を集めそう。
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