2019年の美深町議選 開票結果 南和博氏がトップ 新人は３人全員初当選
(この記事は2019年4月22日に掲載された記事です。)
【美深】
美深町議会議員選挙は、4月21日に投開票が行われた。定数11に対して12人（現職9人、新人3人）が立候補し、1人オーバーの少数激戦となり、開票の結果、南和博氏（59）がトップ当選。さらに新人3人全員が初当選を果たした。
今回の町議選は、前回の2015年が定数ちょうどとなる11人の立候補により無投票で終わったため、前々回の11年以来8年ぶりの選挙戦となった。前々回も定数11に対して12人が立候補した。
当日有権者数は3704人で、8年前に比べ488人減。
久しぶりの選挙戦となって、町民の興味や関心は高かったように思われたが、投票率は78.08％にとどまり、8年前に比べて6.25ポイント下回り、平成以降では過去最低の投票率となった。
投票総数は2892で、有効投票数2863、無効投票数29だった。
前々回の選挙から有権者数が減少しているとともに、議員の入れ替わりや現職議員で選挙戦未経験者もいるなど、さまざまな要因が重なり、各候補陣営では票読みの難しさも感じながらも、基幹産業の農業をはじめ、商工業の振興、人口減対策など公約や施策を訴えてきた。
定数を1人上回る少数激戦を制し、議長の南氏が475票を獲得し、前々回に引き続いてトップ当選するとともに、5回目の当選となった。副議長の齊藤和信氏（62）は第4位の328票で、現職では最多の6回目の当選となった。
新人は田中真奈美氏（46）が第2位の389票、名取明美氏（62）が第3位の360票を獲得。五十嵐庄作氏（66）とともに、新人3人全員が初当選を果たした。
一方、現職の長岐和彦氏（65）は涙を飲んだ。
当選証書付与式は22日午前11時から町役場で実施。町長選挙（先に現職の山口信夫氏が無投票で4回目の当選が決定）と合わせて行われる。