2023年の美深町議選 美深町議選開票結果 投票率は前回下回る74.52％ 南和博氏がトップ 新人の4人全員初当選
【美深】
美深町議会議員選挙は、23日に投開票が行われた。定数11に対して12人（現職8人、新人4人）が立候補し、1人オーバーの少数激戦となり、即日開票の結果、南和博氏（63）がトップ当選した。さらに新人の4人全員が初当選を果たした。投票率は74.52％となり、前回を下回った。
今回の町議選は、前回の2019年から2期連続で選挙戦に突入した。前回も定数11に対して12人が立候補していた。
当日有権者数は3340人で、前回に比べ364人減。
若手の新人が出馬するなど話題もあり、町民の興味や関心は高かったと思われたが、投票率は74.52％にとどまり、前回に比べ3.56ポイント下回り、町議選では過去最低の投票率となった。
投票総数は2489で、有効投票2461、無効投票28だった。
4年前から有権者が減少しており、各候補陣営では票読みの難しさも感じながら、基幹産業の農業をはじめ、商工業、福祉、少子高齢化や人口減少対策などで公約や施策を訴えてきた。
開票は午後8時から町民体育館で行われ、即日開票。定数を1人オーバーする少数激戦を制した結果、議長の南氏が320票を獲得し、前回に引き続いてトップ当選するとともに、6回目の当選となった。
新人は望月清貴氏（60）が第2位の277票、中瀬亮太氏（38）、蠣崎一生氏（39）、木下広悠氏（28）とともに、新人の4人全員が初当選を果たした。
木下氏は町議選で史上最年少、初の20代当選者となった。中瀬氏、蠣崎氏とともに、20代、30代の活躍が目立ち、世代交代の流れとなった。
一方、現職の岩崎泰好氏（73）は涙を飲んだ。
なお、当選証書付与式は24日午前11時から町役場で実施。町長選挙（先に新人の草野孝治氏が無投票で初当選が決定）と合わせて行われる。