2023年の美深町長選 草野孝治氏のみが立候補 無投票で初当選決まる
【美深】
18日告示の美深町長選挙は、新人で前美深町教育長の草野孝治氏（61）のみが立候補の届け出を行い、無投票で初当選が決まった。午後5時過ぎから町内大通北1の後援会事務所で当選のセレモニーが行われ、草野氏は「43年間の行政経験、地域活動の経験を生かし、持続性のあるまちづくりにまい進したい」と抱負を語った。
告示当日は、陣営関係者が町選挙管理委員会で立候補届け出を済ませた後、草野氏は午前8時50分ごろから事務所前で第一声を上げ、町内を巡った。
後援会事務所に戻り、午後5時に立候補届け出の締め切りを迎えたが、草野氏のみの届け出となったため、無投票で初当選が決まった。
当選のセレモニーには、名寄市の加藤剛士市長も駆け付けて、草野氏の当選を祝福した。
草野氏は、当選が決まって「まだ実感が湧いてこない。43年間の行政経験と地域活動の経験を生かして、持続性のあるまちづくりにまい進したい。10年後、20年後、将来を見据えたまちづくりを、しっかりとやっていきたい。限られた財源で知恵を絞って、皆さまの負託に応えることが私の使命」と抱負を語った。
無投票当選については「無投票ゆえに責任と責務の大きさを感じている。緊張感でいっぱい」と気を引き締めた。
町長の任期は28日からスタートし「初心を忘れることなく、皆さまのご意見を真摯（しんし）に受け止めて、信頼関係を築いて、まちづくりを進めていきたい」と先を見据えていた。
後援会の山崎晴一会長の発声で万歳三唱に続き、田中義則会長代行が祝杯を上げ、当選を祝った。
