下川町長選 木下氏 いつでも応じたい 谷陣営 日程に困難、懇談で対応 各陣営に政策討論の意向調査
(この記事は2019年に掲載された記事です。)
【下川】
下川町長選挙に、現職の谷一之氏と前町議会議長の木下一己氏が、出馬を表明し、一騎打ちの見込み。
選挙は現町政を検証し、より良い政策を考える機会。意義の一つに、現職と新人の場合、新人は現職の課題と解決策を提案し、現職は成果に加え、指摘される課題へ、考えや解決策を提案することで、互いの政策を戦わせ、より良い政策づくりへつなげることが考えられる。
両氏は住民との協働を重視しながら、それぞれの政策を発表。一方で双方の相手に対する意見は、互いの考えを十分に理解した議論になっていないためか、かみ合わない点も見られ、直接対話でないと、問題点や解決策などが、見えづらい部分もある。
そのため、住民から公開政策討論会を望む声も寄せられる。16日に告示日が迫り、厳しい状況ではあるが、両氏へ政策討論会に対する考えを聞いた。
5日に意向調査として、各後援会事務所へFAXを送り、電話・メールで補足したうえで、10日を期限に書面回答を求めた。木下氏から10日にFAX、谷氏から11日郵送で回答をいただいた。
アンケートでは、公開の政策討論会開催の考え、実施に必要な条件、あるいは合同演説会開催の考えを質問した。
木下氏は「討論会に条件はない。具体的な提案があれば、いつでもどんな方法でも応じたい。合同演説会が良いならば、それでも結構です」と回答。出入り自由の対話の場も積極的に開催している。
谷氏の後援会は「告示日までの後援会活動拡大・拡充、会員との交流、告示日からの選挙活動で、政策討論会や合同演説会の日程調整が、困難な状況」と理解を求めた。住民の公開政策討論会を求める声に「未だ要望は聞いてない」と返答した。
一方で両氏が時間をずらして別々に子育て世代の女性、青年層との懇談会を開催し、両氏との意見交換を行える場が設けられている。
谷後援会では「今後も各立候補者と町民の懇談会で対応したい。より多くの世代が後援会事務所に足を運ばれ、直接話ができるような対応をしているので、お立ち寄りください」と回答した。
